前回まで、インプットとして、ディクテーション・シャドーイングの方法を見てきました。
遂にここからは実践編です。今まで鍛えた力を見せつける時です。
何を話せば良いのか、オンライン英会話はどこが良いのか等、具体的な方法論を見ていきましょう。
何を話せば良いのか?
オンライン英会話で何を話せば良いのか。結論から言うと、自由です。
あなたは、発音、単語、ディクテーション、シャドーイングをこれまで嫌というほどやってきました。その中でインプットしてきたものを、ただ試してみれば良いのです。
例えば、今日覚えた単語の中に、skyrocket(跳ね上がる)というものがあったとしましょう。そうすると、”I wish my English skill will skyrocket.”(英語力めちゃ上がりしないかなあ)とか言ってみたり、あるいは単純に、”Do you use the word, skyrocket? How do you use it?”(skyrocketって言葉使う?どうやって?)みたいに聞いてみてもいいです。
とにかく、インプットしたものを試し、フィードバックを得る場として、オンライン英会話を使い倒しましょう。
ここまで来れば、インプットは十分です。
あとはひたすらアウトプットの練習です。
スピーキングは筋トレに似ています。
口の使い方が日本語とは異なるので、口の筋トレとも言えます。
正しいインプットをした上で、アウトプットの練習をすれば、確実に英語は話せるようになります。
今までインプットした単語やフレーズを使い、とにかく外国人と会話をしてみるのです。
間違ってもいい、単語があっていなくても、とにかく話してみる。
その繰り返しが英語脳と英語口を作ります。
ただ話してみるだけだと、何も言えずに終わってしまうだけですが、あなたには今まで培ったインプットがあります。
ここまでインプットを積み上げていると、あなたは自分の英語が外国人に通じるのかどうか、試したくなっているはずです。
そして、正しい発音、頻出単語、リンキング・リダクションを学んでいるあなたは、知っている文章であれば普通に外国人と話すことができるのです。
知らなかった単語や言い回しは、復習して自分のものにする。そしてそれをまた次回のアウトプットでぶつけてみる。
ここまでくると英語力はどんどん伸びていきます。
しかも話せることが楽しく、自分からインプットを増やしていくので、全く苦になりません。
筋トレなので、やらなければ衰えますが、やったらやった分だけ口が慣れて流暢になっていきます。
話せば話すほど、流暢になり、一回あたりの上達率もあがり、上達速度も上がる、という非常に良いスパイラルに入ることができます。
どのオンライン英会話が良いのか?
結論としてはレアジョブをおすすめするのですが、その前に、なぜオンライン英会話にこだわるのかについて説明しておきます。
継続的なアウトプットの場としては、主に、英会話教室、オンライン英会話という選択肢があります。
私の意見としては、オンライン英会話一択です。
なぜなら、この段階でのスピーキングに求められるものは、とにかく場数を踏むことだからです。そのためには、高いレッスン料を払って、みんなと一緒に英語を話す必要は全くなく、とにかく安く、スピーキングができる場さえあれば良いです。
懸念として、オンライン英会話の講師の質が気になるかと思いますが、最近のオンライン英会話は講師の質も上がっています。日本語OKな講師も多く、英会話教室に比べても遜色ないクオリティかと思います。
もちろん講師によって多少の違いはありますが、大多数は親身に接してくれ、レッスンの質という意味では何の心配もないです。
また、付け加えて言うと、英会話教室の場合、他の日本人の存在がスピーキングの邪魔になってしまう可能性もあります。
メンタルブロックとでも言うべきか、周りに対して恥じらいや遠慮の気持ちが芽生えてしまい、英語を話すことに心理的障壁が生じてしまうのです。
その点、オンライン英会話は、人の目を全く気にせずできるので、最初から楽な気持ちで、自分の成長だけにフォーカスし、スピーキングに臨めます。
なぜオンライン英会話をおすすめするかは、そういったところが理由です。
さて、どのサービスが良いかですが、私はレアジョブをおすすめします。
レアジョブは、言わずとしれたオンライン英会話の最大手です。
私が実際に3年間使っているサービスがレアジョブです。
他の大手オンライン英会話サービスと比較し、受講料は同水準(レアジョブ:月額6,264円、DMM英会話:5,980円、ネイティブキャンプ:6,480円)ですが、後述の予約システムが優れているので、レアジョブが一番良いと思います。
レアジョブの最大の魅力は、予約システムにあります。
レアジョブは、なんと開始5分前までであれば予約ができます。これは忙しいビジネスマンには嬉しいです。私は、会社からの帰り道に歩きながらその日のレッスンを予約し、家に着いてからレッスンを受けています。このフレキシブル性がレアジョブを気に入っている理由です。
また、レアジョブは、レッスンをスマートフォン内で完結することができます。この点も、他者にはない強みです。
実は、DMM英会話への乗り換えを考えたこともあったのですが、スマホでレッスンが可能という一点が私をレアジョブに繋ぎとめています。
(両者を比較してみた結果はこちらの記事をご覧下さい)
インプットした内容を、レアジョブの講師相手にアウトプットし、フィードバックをもらう。
フィードバックを受けて、インプットを見直し、またアウトプットする。
このサイクルを続けることによって、英語はどんどん上達します。
大事なのは定期的なアウトプットの場所の確保です。
その方法は何でも良いのです。
もしあなたが怠け者で、家に帰って着替えると何もできなくなってしまう人であれば、オンラインではなく駅前の英会話がいいかもしれません。
2020/4/6追記
コロナによってオンライン英会話一択になりましたね・・・。
もしあなたが環境をガラッと変えて勉強したいとおもっているのであれば、思い切ってセブ島あたりに留学してしまうのもひとつの手です。
その中で私個人の意見を言うと、オンライン英会話が一番合っていました。とにかく何でも良いから自分のアウトプットの時間を作り出すことが目的でしたから。
月額6,264円は高いと感じるかもしれませんが、30日毎日受けるとすれば約209円/日です。
英会話スクールが月に10,000円〜100,000円(333円〜3,333円/日)程度かかるのに比べて、圧倒的に安いです。
これからあなたは市場価値を上げて、生涯年収を上げていくわけですから、それに向けた自己投資だと思えば安いものです。
外資系企業に入れば、年収は毎年100万円のオーダーで上がっていきます。
自分のお金を投じることで、レッスンをサボることもなくなります。無料だとどうしても、「今日はいいか・・・」となりがちです。「とはいえお金かかってるしな・・・」という罪悪感をうまく利用しましょう。
読み書きの英語はできても、スピーキングができる人となると、日本という国では一気に数が少なくなり、希少価値が生まれます。
簡単なやり取りができるだけでも、全人口で見ると相当な英語上級者となっていることを実感できると思います。
また、このレベルになると、海外旅行でガイドや現地の人と英語でコミュニケーションをとることができるようになります。
英語が自分のものとなる瞬間です。
ぜひこの瞬間を感じてもらいたいと思います。
オンライン英会話は、最低半年、毎日続けましょう。ここまで練習を積んできたあなたなら、英語で話すことに喜びを感じているはずです。
なので、毎日やり続けることも、苦痛には感じないでしょう。
そうやってインプットとアウトプットを繰り返し、遂に、最終段階である、ステップ③ Match [公式戦編]へと臨みます。
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